気虚
ききょ〈 がんばりすぎ消耗タイプ 〉
漢方では、体を動かしたり内臓を働かせたりする力のもとを「気(き)」と呼びます。気は、いわば体の“バッテリー”のようなもの。気虚(ききょ)は、この気が足りなくなって、ガス欠ぎみになっている状態です。少し動いただけで疲れる、午後になると電池が切れる――そんなサインが出やすくなります。
よくあらわれるサイン
- 朝からすでに疲れている
- 少し動くと息切れ・だるさを感じる
- 風邪をひきやすい/治りにくい
- 声が小さく、やる気が出にくい
- 食後に強い眠気がくる
なぜ、その不調が起こるの?
気(エネルギー)は、主に「食べたものを消化して取り込む力」と「呼吸」によって作られます。睡眠不足や働きすぎ、食事を抜く生活が続くと、気を作るより使う量のほうが多くなり、少しずつバッテリー残量が減っていきます。とくに胃腸(漢方でいう『脾(ひ)』=消化吸収をつかさどる場所)が疲れていると、食べても気をうまく作れず、悪循環におちいりやすくなります。だから「休んでいるのに回復しない」という状態になりやすいのです。
セルフケアの方法
- ✓まずは“早く寝る”こと。気は夜の睡眠でチャージされます
- ✓がんばりすぎを手放し、6〜7割の力で動く日をつくる
- ✓ウォーキングなど軽い運動を少しだけ。激しい運動はかえって消耗します
- ✓冷たい飲み物・食べ物を減らし、胃腸を冷やさない
- ✓ゆっくり噛んで食べ、胃腸の負担を軽くする
食事の改善案
温かくて消化のよいものを“腹八分目”で。胃腸をいたわることが、エネルギーを取り戻す近道です。
◎ おすすめ
米・いも類・かぼちゃ・鶏肉・山いも・なつめ・きのこ類
△ 控えめに
冷たい飲み物・生もの・冷たいサラダ中心の食事・甘いお菓子のとりすぎ
おすすめの薬膳茶
氣(き)のお茶
氣のお茶は、不足したエネルギー(気)をやさしく補うことを目指したブレンド。疲れがとれにくい気虚タイプの土台づくりに寄り添います。